風評被害ってよく聞くけどそもそもどういうものなの

風評被害とはなにを指すのか

風評被害とは、根拠のないウワサのために受ける経済的な被害などのことです。事件や事故が起きて報道される時、その報道が過剰であったり、筋違いであったりして、無関係の企業や団体まで巻き込んでしまうことがあります。そのことで、無関係の企業の売上まで下がるなど、経済的な打撃を受ける被害のことです。また広い意味では、被害により社員のモチベーションが下がる、取引企業の信用を失うといった目に見えない損害も風評被害に相当します。

ネットによる被害が増加

インターネットを使った誹謗中傷による風評被害が増えています。面と向かっては言わないような酷いことも、インターネットならなぜ言えるのでしょうか。それは、匿名だからです。自分の顔や立場を隠しているからこそ、責任を持たずに意見を発信することができるのです。誰かに反論をされたとしても、無視してしまえばそれで済むのです。また、自分が過激な発言をすることで注目が集まると、優越感を感じるといったこともあります。

実際にあった風評被害

東日本大震災の時、東京電力福島第一原子力発電所の事故が起こりました。この事故により、放射能漏れによる土壌汚染が懸念されていたのです。その最中、特定の地域の野菜や魚・牛乳などの食品から放射性物質が検出されたという情報が報道されました。そのことにより、これらの食品は出荷が制限されました。しかし、これに波及して関係のない他の多くの食品まで、出荷が足止めを食う事態に陥りました。これは風評により、根拠がないのに漠然とした不安だけが広がり、消費者が買うのを控えたことが原因なのです。

近年は人間関係の希薄化により、際限のない風評被害が後をたちません。これからは風評被害対策がとくに重要となります。